これまでに行われた大規模臨床試験の結果186- 188)より,ARBは左室収縮機能低下に基づく慢性心不全患者においてACE阻害薬と同等の心血管イベ
ント抑制効果を有する.したがって,ACE阻害薬が忍容性などの点で投与できない場合にはARBを用いるべきである.
1.1.2 アンジオテンシンII 受容体拮抗薬(ARB)
急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)
Guidelines for Diagnosis and Treatment of Acute and Chronic Heart Failure
(JCS 2017/JHFS 2017)
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