このクラスの薬剤の左心機能不全に基づく心不全患者の生命予後,および種々の心血管イベントに対する効果はCONSENSUS 182),SOLVD 183, 184)
などの大規模臨床試験により確立されている.無症候の左室収縮機能不全についても,心不全の入院を抑制し,生命予後を改善することがその後の長
期経過観察で明らかになっているので185),すべての左室収縮機能低下患者に用いられるべきである.
1.1.1 ACE阻害薬
急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)
Guidelines for Diagnosis and Treatment of Acute and Chronic Heart Failure
(JCS 2017/JHFS 2017)
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