推奨クラス エビデンスレベル
Minds推奨グレード Mindsエビデンス分類
レートコントロール
経口β遮断薬・経口ジゴキシン
心拍数調節を目的IIa B A I
経口アミオダロン
β遮断薬,ジゴキシンの単独あるいは併用投与で
心拍数調節困難な症例への心拍数調節を目的
Ⅱb C C1 VI
経口非ジヒドロピリジン系
カルシウム拮抗薬
心拍数調節を目的
Ⅲ C D II
抗凝固療法
CHADS2スコア,HAS-BLED
スコアによる抗凝固療法に関する評価
I B A II
心不全患者に合併した心房細
動に対する経口抗凝固療法(禁忌を除く)
I A A I
薬理学的・電気的除細動を予
定し,48時間以上持続してい
る心房細動患者への施行前3
週間,施行後4週間以上の抗
凝固療法
I B A II
抗凝固療法が行われていない
心房細動患者に対する経食
道心エコー法による心内血栓
除外後のヘパリン投与による
電気的除細動
I C A II
DOACを第一選択として考慮Ⅱa B A II
虚血性心疾患を有する心不全
患者で,冠動脈インターベン
ション施行後のDAPTと抗凝
固療法の併用
Ⅱb C C2 II
人工弁(機械弁・生体弁),リ
ウマチ性僧帽弁疾患に対する
DOACの使用
Ⅲ B D II
推奨クラス エビデンスレベル
Minds推奨グレード Mindsエビデンス分類
急性心不全に合併した頻脈性心房細動に対する治療
緊急的な電気的除細動
薬物治療で心拍数コントロールが困難な,血行動態の破綻する頻脈性心房細動 I C
C1 VI
ランジオロール
心拍数調節を目的IIa B B II
ジゴキシン
心拍数調節を目的IIa C B II
経口・静注非ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬
心拍数調節を目的
Ⅲ C D II
ナトリウムチャネル遮断薬(遮断作用の強い)
洞調律復帰・除細動後の洞調
律維持を目的
Ⅲ C D II
リズムコントロール
経口アミオダロン
洞調律維持を目的IIa B B II
待機的電気的除細動
持続が1年未満で著明な左房
拡大がない持続性心房細動
IIa C C1 VI
カテーテルアブレーション
心拍数調節療法および心不全
薬物治療に抵抗性の有症候性
の心不全合併心房細動
Ⅱb C B II
経口ナトリウムチャネル遮断薬
(遮断作用の強い)
洞調律復帰・除細動後の洞調
律維持を目的
Ⅲ A D II
1.心房細動(表33)
表33 心不全の併存症としての心房細動管理の推奨とエビデンスレベル
1.1 病態 1.2 治療
急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)
Guidelines for Diagnosis and Treatment of Acute and Chronic Heart Failure
(JCS 2017/JHFS 2017)
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