入浴は慢性心不全患者において禁忌ではなく,適切な入浴法を用いればむしろ負荷軽減効果により臨床症状の改善をもたらす859).熱いお湯は交感神
経緊張をもたらすこと,深く湯につかると静水圧により静脈還流量が増加し,心内圧を上昇させることから,温度は40~41℃,鎖骨下までの深さの半座位
浴で,時間は10分以内がよいとされる.
急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)
Guidelines for Diagnosis and Treatment of Acute and Chronic Heart Failure
(JCS 2017/JHFS 2017)