SDB,とくにOSAは多くの心血管疾患に高率に合併することが知られているが,心不全患者におけるSDBの特徴は,OSAのみならずCSR-CSAにつ
いても左室収縮能低下の有無を問わず高率(50%前後)に合併することである659- 663).
実際には心不全患者においてOSAのみ,CSR-CSAのみということはむしろまれであり,両者が混在している場合が多いが,一般的にすべての無呼
吸ないし低呼吸を閉塞型と中枢型に分類したときに,どちらが半数以上であるかによってOSAあるいはCSR-CSAに分類されている場合が多い.
急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)
Guidelines for Diagnosis and Treatment of Acute and Chronic Heart Failure
(JCS 2017/JHFS 2017)