ガドリニウム遅延造影が,心筋線維化に一致して認められる.遅延造影の分布様式は,虚血性または非虚血性心筋症の鑑別,心筋バイアビリティの評
価に有用である105, 107).T1マッピングでは造影剤を使用せず同様の評価が可能であるため,現在,利用が拡がりつつある109).T2強調画像では,浮腫に
一致した信号を得ることができるため,急性心筋梗塞,急性心筋炎,心サルコイドーシスに伴う炎症を評価することができる107).
急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)
Guidelines for Diagnosis and Treatment of Acute and Chronic Heart Failure
(JCS 2017/JHFS 2017)