急性心不全治療のもっとも優先すべき課題は救命である.救命できる状況を確保できたなら,次にその後の長期予後やQOLの改善を到達目標に掲げ
るべきである.急性心不全においてもその多くが慢性心不全の急性増悪であることを考慮すると,急性期から慢性期の対応を考慮に入れて心筋保護に
心掛ける.

 詳細は,VI. 薬物治療(p. 29)を参照のこと.
4.5 心筋保護薬
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急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)
Guidelines for Diagnosis and Treatment of Acute and Chronic Heart Failure
(JCS 2017/JHFS 2017)
ダイジェスト版