MitraClip ® の先端部
MitraClip ® で僧帽弁前尖と後尖を挟んでいるところ
治療手技終了後の僧帽弁を左房側から見た図
僧帽弁閉鎖不全に対する治療介入が自覚症状の軽減,QOL改善をもたらすと期待されるものの手術リスクが高い患者において,経皮的僧帽弁形成術
を考慮する.わが国では,MitraClip®を用いることが可能となった(図18).施術後早期の離床が可能であり,施術後30日時点での患者の自覚症状の改
善度は開心術にくらべ優れている.
5.経皮的僧帽弁接合不全修復システム( MitraClip®)
図18 MitraClip® による僧帽弁閉鎖不全の修復
(アボット バスキュラー ジャパン(株)より提供)
急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)
Guidelines for Diagnosis and Treatment of Acute and Chronic Heart Failure
(JCS 2017/JHFS 2017)