左心不全,肺高血圧などに伴う右室負荷の結果として,三尖弁輪拡大,三尖弁のtetheringにより二次性三尖弁閉鎖不全を認めることは多く,予後悪化
因子となる369).二次性三尖弁閉鎖不全では,まずは心不全の原因疾患に対する治療が最優先である.左心系の弁膜症に対する手術時であれば,三尖
弁輪形成術をあわせて行うことが推奨されている366, 370, 371).
急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)
Guidelines for Diagnosis and Treatment of Acute and Chronic Heart Failure
(JCS 2017/JHFS 2017)