近年,有酸素インターバルトレーニング(aerobic interval training; AIT)もしくは高強度インターバルトレーニング(high‐intensity interval training;
HIT)と称されるトレーニング方法の効果を検証する研究がなされている474).AITと通常トレーニングを比較した7 つの研究のメタ解析では,
AITがpeak V・ O2 を改善するのに有意であったと報告されており475),いくつかのレビューでもAITの優位性を述べているが,生命予後や再入院予
防に関しての報告はまだない476, 477).最近,従来の一定強度の持続的トレーニングとくらべ運動耐容能増加や左室リモデリング抑制の優位性は
なかったとするランダム化比較試験が報告された478).
急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)
Guidelines for Diagnosis and Treatment of Acute and Chronic Heart Failure
(JCS 2017/JHFS 2017)