Tc標識ヒト血清アルブミンまたはTc標識赤血球を用いたLVEFの測定は,高い再現性を有する137, 151).左室拡張機能の評価も可能であることが報
告されている151).また,複雑な形態を有する右室機能評価における有用性が報告されている152, 153).近年は,心エコー法,MRI,CT,心電
図同期SPECTによる評価が困難な症例において用いられる場合がある.現在,国内においてヒト血清アルブミン製剤は供給中止となっており,
Tcにより標識されたPYPによるTc標識赤血球を用いた方法が使用可能である.
6.3.5 心プールシンチグラフィ
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急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)
Guidelines for Diagnosis and Treatment of Acute and Chronic Heart Failure
(JCS 2017/JHFS 2017)