血中ヘモグロビン値が7.0 g/dL未満の血行動態安定例では,赤血球輸血の妥当性が報告されているが657),現在のところ心不全患者への明確な赤血
球輸血のガイドラインは存在しない.明らかに過度の貧血が心不全を悪化させており輸血で改善が期待される例に,輸血の適応がある.
急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)
Guidelines for Diagnosis and Treatment of Acute and Chronic Heart Failure
(JCS 2017/JHFS 2017)