1. 急性期の病態改善
2. 適切な咳ができる
3. 十分な酸素化能(FiO2<0.5でPaO2≧60 mmHg)
4. 循環動態の安定(心拍数140拍/分未満,血圧の安定,昇圧薬
なし,あるいは最小限使用)
5. 発熱がない(体温38℃以下)
6. 呼吸性アシドーシスがない
7. 適切なヘモグロビン量(8~10 g/dL以上)
8. 適切な精神状態
9. 適切な電解質

 人工呼吸に至った原因が取り除かれ,FiO2 <0.5,PEEP<5~10 cmH2OでPaO2 ≧60 mmHgであれば人工呼吸管理からの離脱を検討する(表61)
486).最近では高流量鼻カニュラを使用した離脱方法も試みられている487)
5.1.4 人工呼吸からの離脱と抜管
次へ
表61 急性心不全に対する人工呼吸器の離脱条件
(MacIntyre NR, et al. 2001 486) より抜粋)
急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)
Guidelines for Diagnosis and Treatment of Acute and Chronic Heart Failure
(JCS 2017/JHFS 2017)
ダイジェスト版